曲名 Fantasia for Nausicaa
作曲 久石 譲
概要 ナウシカの曲です。
楽譜を読むとき、演奏するとき、いろいろなシーン、音、言葉が思い浮かびます。
----- ナウシカが、メーヴェに乗って大空を飛ぶシーン。
-----「ありがとう」と子供たちにお礼を言うシーン。
(→ ナウシカが捕虜として連行され、飛行機に乗せられる前に、子供たちがナウシカの周りに集まり、「姫姉さまのために集めてきたの」とチコの実を手渡し、ナウシカが「ありがとう」とお礼を言うシーン)
----- 機関銃で威嚇射撃をするときのナウシカの目。
ナウシカが「自分とオームの子供をオームの群れの先頭位置に連れて行く」ことを要求し、相手が「あなた自身が危ない」と断ろうとすると、相手に向かって機関銃で威嚇射撃するシーン。
----- 怒りにあふれた、無数のオームたちが村へ向かって暴走していくシーン。
----- 意識を失ったナウシカに、オームたちが金色の触手をのばして、包み込む場面。
----- ナウシカが、無数のオームたちの金色の触手の上を歩いている場面。
暴走している無数のオームの群れの前に立つ、(心、覚悟の) 強さ。
老齢の部下の荒れた手を「働き者の手だ。好き。」と感じる優しさ。
チコの実を集めてきた子供たちに「ありがとう」と微笑むときのまなざし。
昔、映画で見たナウシカに少しでも近づこうと、あらがい、のたうちまわり、
「むしろナウシカの対極」にいることに改めて気づく、ということを
日々いつも繰り返しているのかもしれないと、ふと思いました。